お前はあらゆる頂上の深さである

今日はお前を私が読むだろう、そしてお前は私のなかで生きるだろう

あらゐけいいち:「ヒマラヤイルカ」同人誌出展記録・「カゼマチ」作品記録

2017年9月19日

あらゐけいいち全記録〈1〉

「ヒマラヤイルカ」同人誌作品

「カゼマチ」

○本資料は、あらゐけいいち先生が「ヒマラヤイルカ」名義で同人誌即売会コミティア」に出展・頒布しているオリジナル同人作品に関する情報の網羅、そしてその魅力の解明を目指して作成されました。また、「コミックフラッパー」2006年2月号より3カ月に渡って掲載された、あらゐ先生の商業誌デビュー作「カゼマチ」の情報についても記録しています。

 

○本資料では、あらゐ先生が商業デビューを果たすことになる2006年以前の活動記録について主に取り扱っています。『日常』の商業誌掲載の始まった2006年5月以降のあらゐ先生の活動記録に関しては、「あらゐけいいち全記録〈2〉」のリストを参照してください。

 

著作権上の観点から、出版物に当たるあらゐ先生のイラスト等は一切使用していません。ただし、一度インターネット上に公開されたイラスト・文章に関しては、引用元のURLを併記しつつ、本資料に掲載しています。現在web上から削除されている文章は、ウェブアーカイブスを通してのURLを記載しています。本資料の作成者に著作権を侵害する意図が無いことを、ここに表明します。(然るべき場所から要請が来ましたら、直ちに当該の資料を削除します)

 

○本資料は、散逸してしまった2002年~2005年頃のあらゐ先生に関する情報を、各箇所からつなぎ合せる形で作成しています。そのため、不完全な資料項目があり、また誤った記録を採用している可能性があります。

 

○何かお気づきのことがありましたら、御手数ですが、下記の連絡先にまで報告していただけると幸いです。

 

Twitter: @kumomajin

 

 

  1. 同人誌出展リスト、「ヒマラヤイルカ」各作品解説

・あらゐ先生による同人誌出展リスト一覧

 

2003

COMITIA63 「幸せの角度」頒布

COMITIA64 「箱庭」頒布

コミックマーケット64 ゲスト原稿「陰風」寄稿(詳細未確認)

COMITIA65 「はね」頒布

COMITIA66 「街」頒布

 

2004

COMITIA67  2003年に発表した4作品をまとめた総集編「細雪」を頒布

COMITIA68 「こころ」頒布

コミックマーケット66 ゲスト原稿として『R.O.D –THE TV-』の二次創作を寄稿?(詳細未確認)

COMITIA69 「誉」頒布

COMITIA70 「マイルストーン」頒布、フリーペーパー「SHOWA」頒布

 

2005

COMITIA71 フリーペーパー「もぐら」頒布?

 

2006

COMITIA75 「日常」頒布

COMITIA77 「開けっ!」頒布

 

2007

COMITIA80 「ほまれ」頒布(C69での発表作とは別作品)

COMITIA81 「ドイスボランチ」の発行冊子「あらゐとさわだのダイヤモンドサッカー」表紙イラスト担当

 

2008

COMITIA83 「幸せの角度」(C63での発表作とは別作品)

 

COMITIA84  「ドイスボランチ」の発行冊子「世界の終わりで紅茶を一つ」表紙イラスト担当

       (「ヒマラヤイルカ」として出展申し込みはしたものの、多忙のためあらゐ先生は欠席)

COMITIA85  「ドイスボランチ」発行冊子「線上の住人」表紙イラスト担当

 

2009

COMITIA87 「ヒマラヤイルカ瓦版」(ペーパー)

      「ドイスボランチ」の発行冊子「サイレント・ハウス・ルール」表紙イラスト担当

COMITIA88 「ドイスボランチ」の発行冊子「四畳半戦場」キャラクター原案担当

COMITIA89 「Helvetica Standard」(総集編)、ティアズマガジン89表紙イラスト、

      「ドイスボランチ」の発行冊子「素晴らしいぜ世界」表紙イラスト担当

 

2010

COMITIA92 「ドイスボランチ」にて、エッセイ本頒布(商業版『Helvetica Standard』収録「文とコマ絵」?)

コミックマーケット78 同人誌「まんがぶらふオリジナル」誌上に「時定線モノローグ」掲載、

少年画報社発行公式同人誌「『それでも町は廻っている』~丸子町商店街2010夏特大号~」にてトリビュート漫画掲載

 

2012

COMITIA100 「46spring①」頒布

       「ドイスボランチ」の発行冊子「春に咲く野の」表紙イラスト担当

 

2014

COMITIA107「46spring②」頒布(サークル名「センセイの鞄」として参加)

 

2015

コミックマーケット88  「CCMS×KEIICHI ARAWI」グッズ発売

COMITIA112  「ドイスボランチ」にて、オリジナルマグカップ頒布

 

・「ヒマラヤイルカ」同人誌各作品解説

コミティア63(2003年2月22日)

「幸せの角度」(短編、16頁)

サークルカット:頭の上に二冊の本を載せて佇む少女、少女は自身の背丈ほどある大きな謎生物を両手でつかんでいる)

 

・現在確認できているなかで、あらゐ先生が手掛けた最古の漫画作品です。

・あらゐ先生が当時から愛読しており、また「一番影響を受けているかもしれない」と言わしめた桜玉吉『幽玄漫玉日記』には、玉吉先生本人がコミティアに参加する様子が描かれています。これは推測に過ぎませんが、あらゐ先生はこの漫画を読んで、当時はコミケに比べてまだまだ規模の小さかった「コミティア」の存在を知り、参加に至ったのではないかと考えられます。

サークルカットの左にいる生物(ぬいぐるみ?)が、「ヒマラヤイルカ」だと思われます。商業版『Helvetica standard』の缶バッジ掲載のコーナーにて、同じ個体を確認することができます。

・あらゐ先生も本作に愛着があるのか、『幸せの角度』のセルフオマージュが別作品に見受けられます。

→『日常』2巻「日常の28」にて麻衣ちゃんが国語の教科書を重ねて読んでいたマンガが本作のP5~P6に相当する部分

→『日常』9巻「日常の167」に登場した「天国送り」の設定は、本作を踏襲している

→『Helvetica standard』「01死神」に登場する天使ピノと三角は、本作の登場人物

→『Helvetica standard絵』「42天使と三角」は、本作のP1~P3の部分のリメイク。「59天使と三角」の脇に書かれている三角が食べられるという設定も、本作には登場する

→同人誌『ほまれ』と世界観の共有

 

  • 「幸せの角度」に対する先生の言及(閲覧日2016年9月17日)

「ヒマラヤイルカ」ウェブアーカイブスより引用

ttps://web.archive.org/web/20030426010309/http://www.himarayairuka.com/kiseki2.htm

 

 

 

□2-15

コミティアで出す本のタイトルを
「普通街」から「幸せの角度」に変更
しました。そんな近況。

  

(閲覧日2015年12月1日)

ttps://web.archive.org/web/20031029120140/http://www.himarayairuka.com/prof.htm

 

□内容□

寿命者を天界に送る仕事を

している「天使」と「三角」の

なにも起こらない日常。

16頁を5つのショートにして、

角度をつける。

人の見方、他人の見方、漫画の見方。

そんな感じ。

 

 

 

 

 

 

コミティア64(2003年5月)

「箱庭」(短編、14頁)

twitter上にてあらゐ先生は、このイラストを「コミティアの最初のサークルカット」として紹介していました(@himaraya:2015年1月25日)が、先生の勘違いである可能性が高いです。

参照URL: http://p.twipple.jp/ucnbf(閲覧日:2016年3月30日)

・元となったサークルカットでは、下記のイラストに加えて、「ヒマラヤイルカ」のHPアドレスが右下の辺りに記載されていました。

 

・この辺りから、あらゐ先生の持ち味の一つである、不条理めいた物語展開の要素が顕著になっていきます。

・物語性や読者の理解を放棄したようにも見える、その内省的・自己完結的な作風は、『日常』連載以降は段々と薄れていってしまいます。ですが、あらゐ先生が時折したためるブログ記事や散文に、今でもその名残を見て取ることができます。

・キャラクターを冷たく突き放したかのような、哲学めいた作風は「赤瀬川原平」の漫画プロット、コントラストを過度に意識した作画方法は「藤子不二雄A」の劇画タッチ、独特の手描き文字は「TAGRO」の演出の影響を受けているように個人的には思います。もちろんこれは私見なので、見当違いである可能性も留意しておいてください。先生がこの三人から、少なからず影響を受けていることは間違いないはずですが…

・「ヒマラヤイルカ」最初期のアーカイブスを参照すると、イラストカットに掲載されている山伏の衣装を身に纏った女の子は「天狗(見習い)」、女の子の頭の上に乗っている箱状の生物は「天狗の精霊」であることが推測されます。

 

  • 「箱庭」に対する先生の言及(閲覧日2016年9月17日)

「ヒマラヤイルカ」ウェブアーカイブスより引用

ttps://web.archive.org/web/20030425181743/http://www.himarayairuka.com/

 

4−16

 

 

□「新作」

航海はいま、嵐の真っ只中の5、6歩手前。

 

 

 

 

 

世界って結局自分の中で出来ているんす。

そんな主観主義的ではありませんが。

自分が望む桃源郷は自分の中にあるんです。

でも正解なんてありません。

いや、正解も自分で決めるのですが、

正解にたどり着いた時点で、「正解」は

「正解」ではなくなってしまうような気がします。

 

ちょっと、周りに少なからずとも多大な影響を

受けながら、少しずつの変化はありますが。

自分の理解者は自分、

自分の相談者も自分、

決定権は自分なのです。

 

「全て」の、少しの影響権を持った周り。

自分から見えるものは

すべて「周り」という事に気付いたとき、

自分という存在は自分に認識されるのでしょうか。

そう考えると、

「いかに素敵なバラを見るか」、なんでしょうね。

 

と、いう漫画。

 

「うそん!!?」

  

(閲覧日2015年12月1日)

ttps://web.archive.org/web/20031029120140/http://www.himarayairuka.com/prof.htm

□内容□
世界。中。性格。関係。他人。
影響。生。死。
気づいてるのだが、気づいていないのである。

 

 

 

 

 

 コミックマーケット64(2003年8月15、16日)

ゲスト原稿「陰風」他発表

・「陰風」については、同人誌『細雪』掲載の年譜にも記述があります。

・「ヒマラヤイルカ」アーカイブスから、「陰風」という題名のゲスト原稿を寄稿していたことが分かります(下記引用箇所参照)。ただ、寄稿したサークルの内の一つが「再録」とあるので、過去に別の漫画を描いていた可能性があります。

 

 

  • ゲスト原稿に対する先生の言及(閲覧日2016年9月17日)

https://web.archive.org/web/20031204112721/http://www.himarayairuka.com/txt8.htm

 

 

8/1・夏ケット原稿  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

データ入稿っちゅーことで、トーン処理は

全部フォトショップでの薄墨塗り。

こ、こりゃ楽しい!

んで、許可とってちょっとだけ載せー。

初めての版権もの漫画です。

ピンときたらお求めくださいませませ。

 

 

陰風

 

2頁ですー

 

 

8/4・ビュー

 

 

コミックマーケット64でゲスト原稿描かせていただきました。

 

一日目

8・15(金)

「Puーぱーず」さん

東リ27b

>>・再録6頁+イラスト/オフセット

 

二日目

8・16(土)

「Honeywest Studio」さん

東ビ57a

>>・2頁/豪華コピー誌

 

いやはや、ありがとうございました。

勉強させていただきましたー。

 

さて、あとはコミティア原稿だー。

 

 

 

 

  

コミティア65(2003年8月31日)

「はね」

サークルカット:エルフ耳の少女が本を両手に抱えている、その左側に黒猫)

 

・あらゐ先生はこの頃からペンネームを「あらゐけいいち」に統一したようです。

・あらゐ先生はこれまで、『幸せの角度』にて「幸せの形は人それぞれ」、『箱庭』にて「自分が欲望する世界のなかに赤の他人が立ち入ることはできない」=「他人と真にわかり合うことは不可能である」、というメッセージを発信してきました。『はね』ではこの思想をさらに発展させ、作中人物の饒舌なモノローグによって物語っていくことになります。果たしてその主張とは、

 

①〈他人の見ている世界〉と〈自分の見ている世界〉は別物である

②〈他人の見ている世界〉の中に位置付けられる〈自分〉の姿は、自分の思い描いている〈自分〉の姿とはまったくの別物である

③自分にとっての〈自分〉の姿が、他人に理解されることは決してない

④しかし、だからこそ、人は生きているかぎり、〈自分〉の姿を、〈他人の見ている世界〉の中へと懸命に発信し続けなければならない

 

という、実存哲学的な地平へと辿り着く言葉だでした。

・この終盤のモノローグは、『日常』8巻「日常の126」において、みおのモノローグという意外な形でセルフパロディされることになります。

 

→日常8巻P13の台詞(「はね」に類似する台詞アリ)

「なんとも人間とは不思議なもので」

「ちょっとした仕草 行動・容姿・発せられた言動で他人は「ソレ」と思い込んでしまう」

「いつもの感情的な私の行動も端から見れば突飛で不可解なモノなのだろう」

「他人はそれを観て「私自身」と思ってしまうんだ」

 

  • 「箱庭」に対する先生の言及(閲覧日2016年9月17日)

「ヒマラヤイルカ」ウェブアーカイブスより引用

(閲覧日2015年12月1日)

ttps://web.archive.org/web/20031029120140/http://www.himarayairuka.com/prof.htm

 

□内容□
他人から見る自分の世界。

 

「ドイスボランチ」よりさわだ氏の感想を引用

(閲覧日2015年12月1日)

ttps://web.archive.org/web/20040501183257/http://www010.upp.so-net.ne.jp:80/foot/diary/diary-2003-06-09.html

 

「はね」 あらゐけいいち

立て掛けてあった絵も綺麗で、自然に足が止まって、白い本だなーと気になって手に取る。コミカルなキャラクターの絵と幻想的、示唆的な風景の中で物語が進んでいく。白いだけのページも意味が出てきそうな不思議な本。
何度も最後の数ページのネームを読んではああと思う。そうだ、その時の本の一瞬表れた像で全てを理解された気になってしまう事ってあるなあと思ったりした。簡素な本だけど、何度も読むと味が出て面白い。

 

 

 

 

  

コミティア66(2003年11月16日)

「街」

サークルカット:目玉焼きを加えた少女の横顔、その左側には目玉焼きを頭に載せた謎生物、謎生物は『はね』に登場するキャラクターと共通?)

・『街』に登場する1コマ

参照URL:http://p.twipple.jp/fMDiA

閲覧日2016年3月30日

・「ヒマラヤイルカ」アーカイブスの記述を参考にすると、初めは「ほのぼのギャグ漫画」を目指して描きめたらしいです。

・本作の「辞書の記述を多用する」というネタは、赤瀬川原平『明解さんの謎』のオマージュであると考えられます。

・「蛇口からコーラ」のネタは、『ドラえもん』に登場する秘密道具「どこでも蛇口」が発想の基にあると思うのですが、これは違うかもしれません。

・本作の「死神」のデザインは、後年に発表される『Helvetica standard』『ふたりサッカー』とは若干異なっています。(一つ目のお面を付けている、左手には帳簿を持っている)

サークルカットの「目玉焼き」は、あらゐ先生によって何度も繰り返し用いられることになるモチーフです。なかでも『Helvetica Standard』のカラーイラストでは、「目玉焼きを口から垂らした女の子」という、本イラストと全く同じ構図が採用されています。

 

「ドイスボランチ」よりさわだ氏の感想を引用

URL:

http://www010.upp.so-net.ne.jp/foot/diary/diary-2003-10-12.html

閲覧日2015年12月1日

 ■himarayairuka:あらゐけいいち


此方のあらゐさんも前回のティアの後に紹介させてもらったので、すこし挨拶。
ホームページで紹介して、名前間違えたヤツです。で話が通ったみたいで、助かったやら恥ずかしいやら。
前の出していた本を白い本だなーと紹介させて頂いたが、今度はもっと白かった。
透明なビニールに入れて、手渡していただいたとき、やっぱり手で汚さないようにと言う配慮なのかと思ったり。ジオングみたいな「神様」が凄く可愛かった、雪崩式の解決方法に神の力を見た!
可愛い絵柄で面白い本です。

 

 

 

 

コミティア67(2004年2月)

総集編『細雪

サークルカット:眠たそうにあくびをする少女の簡素なイラスト)

 

「ヒマラヤイルカ」ウェブアーカイブスより引用

ttps://web.archive.org/web/20040617033549/http://www.himarayairuka.com/comic-sasame-.htm

(閲覧日12月4日)

・総集編の他にも、何か新作漫画を発表している可能性があるのですが、未確認です。

・『細雪』の表紙イラストの「カプセルが降り注ぐ風景」は、アニメ『日常』OPにてオマージュされています。

・収録した過去の同人4作品に「英語で副題を新たに付け直している」のは、当時先生がハマっていた邦楽バンド「フィッシュマンズ」の影響でしょうか?『日常』10巻の初回特典である「日常×巻」では、約10年ぶりに日本語+英語のタイトルが各エピソードに名付けられることになります。

・この頃あらゐ先生はフィッシュマンズにハマっていたようで、関連したイラストを残しています。

http://himarayairuka.chitosedori.com/illust02.html

閲覧日2015年12月1日

←女の子が手に持っているイラストが、フィッシュマンズ「宇宙 日本 世田谷」のジャケットです。先生がtwitterに掲載した漫画からは、「宇宙 日本 時定」というパロディネタを確認することもできます。

 

 

 

コミティア68(2004年5月)

「こころ」

サークルカット:釣り目をした三つの霊魂を従えた少女、背景には草藪と夜の暗闇、大きな満月)

「ヒマラヤイルカ」ウェブアーカイブスより引用

ttps://web.archive.org/web/20040617033549/http://www.himarayairuka.com/comic-sasame-.htm

 

・同人版『Helvetica standard』NO.17

にて、先生がコミティア68に参加していたことが確認できます。 

・ここで登場する「木の箱」は、『日常』に登場するウッドキューブの原型だったりするのでしょうか?
・『こころ』だけを読んで、内容を要約するのは難しく思われます。しかし、他のヒマラヤイルカ同人作品と比較しながら読み進めていくと、おぼろげにですが、本作の意味が読み取れるように思われます。たとえば、木の箱の「木目」が「雨」に置き換わる場面などは、『はね』の〈板の木目が水の流れと等しいように/動かぬ日々は着実に流れていること〜〉以後の文章に関連付けて考えることができます。また、ラストの「自分が二人になる」場面は、『開けっ!』を彷彿とさせます。

・個人的に本作は、『はね』と同じテーマではないかと考えています。つまり、『こころ』で描かれる作品世界は、少女の「自意識の世界」ではないのでしょうか。そして、雨の降る傘を持ってきた「小柄な女の子」は、〈他人〉の象徴であると読み解きます。

・〈他人〉のことを人は理解することができなくて、それゆえに〈他人〉である彼女の姿は、〈自分〉の意識の世界から不意に消え去ってしまいます。

・それゆえに、〈他人〉のことは、自分なりに解釈して向かい合うことしかできません。これは言い換えると、〈他人〉は「自分の意識」のなかに入り込んだ時点で、〈自分〉の一部と化す、と表現できるでしょう。このあたりが、ラストの「〈他人〉から〈自分〉の分身が生まれる」場面が寓意するところではないか、と考えます。

 

「ドイスボランチ」よりさわだ氏の感想を引用

URL:http://www010.upp.so-net.ne.jp/foot/diary/diary-2004-05-08.htm

閲覧日2015年12月1日



■himarayairuka:あらゐけいいち



相変わらずブッチギリで白い。
「シュールすぎる」
とは「売り子さん?」の感想だが、僕はもっと言葉少なく。「楽しい」としか言えなかった。
ホームページの一枚イラストも面白いので、未見の方は是非! 

 

 

 

コミックマーケット66(2004年8月)

・同人版『Helvetica Standard』No.41を参照すると、「夏コミでRODの原稿を頼まれた」という記述があるため、何らかの形でR.O.D -THE TV-』に関するゲスト原稿を執筆していたと推測されます。(詳細は不明です)

 

 

 

 

コミティア69(2004年8月)

「誉」

サークルカット:満月の昇る夜の街、少女が「Helvetica Standard」と書かれた本を両手に持って佇んでいる、その左側に暗闇の中からこちらの様子を窺がっている二つのどんぐりまなこが光っている)

 

・未見なので、本作品の感想は省略します。

・さわださんのHP「ドイスボランチ」を参照するに、「猫に甘食をあげる場面」があるらしいです。「甘食」と言えば、『日常』1巻の「なのの頭から甘食が出てくる」ネタが有名ですが、ルーツを辿るとこの作品に辿り着くのかもしれません。

・同人版『Helvetica standard』No.17では、コミティア68にてサークル名「ミュンヒハウゼン症候群」さんが挨拶に来てくれた旨のことが描かれています。(同人作家の珠月まや氏のことだと推測される、現在も「ミュンヒハウゼン症候群」の名称で活動を続けている)

・その次の回に相当するコミティア69でも、どうやら「ミュンヒハウゼン症候群」さんと隣り合わせていたようで、サークルガイドでは「ヒマラヤイルカ」の近所に名前を確認することができました。

 「ドイスボランチ」より感想引用

URL:http://www010.upp.so-net.ne.jp/foot/diary/diary-2004-05-08.htm

閲覧日2015年12月1日


 

毎回行っている「あらゐけいいち」さんの「himarayairuka」の新作はWebで公開されている一ページマンガの流れを組んだレアな女の子達の話し。


可愛くて綺麗な絵柄と、徹底的なシュールなネタが「アストロロボササ」とか「ボコスカウォーズ」って感じ。


「まんがになってる」

とは「売り子さん?」の感想だが、僕はもっと言葉少なく。「まさかのプレイディア!」と言うセリフが気に入った。

後でなんと作者の「あらゐけいいち」さんに来て頂いて、当サークルはプチパニック。

一回ホームページに紹介文を書かせて貰いましたと掲示板に書き込んで、名前を間違えて以来なんか挨拶やらメールやらが送れなくなってしまいましたが。
わざわざ来て頂いて本当にありがとうございました。

さわだ:「新作すごい、マンガになってましたよ!

あらゐさん:「なんですかそりゃ!

今考えれば失礼だったかなあとまた反省。

何度も言いますが、ホームページの一枚イラストも面白いので、未見の方は是非!

 

URL:ttp://www010.upp.so-net.ne.jp:80/foot/diary/diary-2004-11-01.html 

閲覧日2015年12月1日

 

しかし売り子さん?は甘食を知らないと言う驚愕の事実が発覚。僕の拙い説明ではイメージが掴めない模様だったのでとある事を思い出す。

さわだ:「ほらあの「あらゐさん」の前の本「誉」で猫にあげてたヤツだよ」

それでやっと売り子さん?はイメージが掴めた模様。

助かったと思うと同時に、二人で「天才の愛する食べ物「甘食」」という結論が出て、僕らも今から「甘食」を食せば何か才能を天からギフトしてくれるのではと密かに期待したが最近見ないなあ「甘食」。
もう遅い事に気が付いた晩秋の机前でした。

 

 

 

 

 

 

コミティア70(2004年11月)

マイルストーン」「SHOWA

サークルカット:少女の右耳から謎生物、謎生物は風船のような身体に複数個の眼が数珠状に貼りついていて、胴体の部分には木星の輪っかのようなものが纏わりついている)

 

・今回調べたなかでは、もっとも謎が多く残った作品です。おそらくは転売が一度も行われておらず、市場に出回ったことがないのではないかと思われます。

・同人版『Helvetica standard』NO.61で言及されていることから、その存在の一部を確認することができます。ここからは、『マイルストーン』が総集編『細雪』以来のオフセット本だった、ということが明かされています。

・「女の子の耳から何やら謎の生物が出てくる」というサークルカットの構図は、後年になって先生がリメイクしており、『Helvetica standard絵』や、「twipple」 のイラストに見て取ることができます。

 参照URL:

http://p.twipple.jp/FHn29

閲覧日2015年12月1日

 

「ドイスボランチ」より感想引用

URL:ttp://www010.upp.so-net.ne.jp:80/foot/diary/diary-2004-11-01.html 

閲覧日2015年12月1日

 

今回も毎度素晴らしい世界観を作り上げる「あらゐけいいち」さんの「himarayairuka」へ。

新作「マイルストーン」は相変わらず凡人の追随を許さないエッジな出来映え(笑)。

「木はこんなに熟しているんですよ」

とかのコマ好きです。

付いてくるペーパーも何時も面白いのですが、今回も「shouwa」というペーパー、面白かったす。
寺山修司から入って「てけれつのぱ」で終わる話ってすげえなあと、売り子さんと大爆笑。

その後またウチの机まで足を運んで頂き恐縮する。

この前のコミティアで渡したウチの本を読んで頂いて、面白いと言ってもらって有頂天。ホームページも見てもらって、そしてなにやら音楽の話題で盛り上がりました。

あらゐさん:「いやあさわださんと音楽の趣味合いそうですよ!

と、尺八のCDとかを聴く人に言われてビックリ。

さわだ:「いや、あらゐさんマニアックじゃないですか。メジャー聴かないでしょ?」

あらゐさん:「いやキリンジとか聴きますよ、エイリアンズとか好きです

さわだの心の中:(ああ、神様!)
(生きている事に感謝した)

その後キリンジの曲の話で盛り上がり(一方的に僕が盛り上がっていたとも言う)、いやほんと楽しかったです。
今考えればなんで自分のテンションがあんなに上がったのやら、またまた反省。

本当にもう、何度も言いますがホームページの一枚イラスト漫画も面白いので、未見の方は是非です!

 

 

 

コミティア71(2005年2月)

(不明)

サークルカット:風鈴の音を聞いてうっとりしている少女、風鈴からぶら下がる短冊には「木魚」と書かれている)

・同人版『Helvetica standard』NO.69にて、フリーペーパー「もぐら」の編集会議の様子が描かれていることから、時系列的にこの時に「もぐら」が頒布された? 詳細は未確認

・あるいは、現時点で名前だけ判明しているあらゐ先生の漫画作品、『おばけポイッ!』をここで発表しているのかもしれません。

 

 

 

コミティア75(2006年2月)

「日常」

サークルカット:少女の正面図、その左側には「翌檜」という吹き出しがあり、少女の上には天使の輪を冠した謎生物が佇んでいる、謎生物は日常6巻著者近影のワニっぽい生物を、黒くベタ塗りをしたような姿形をしている)

参照URLhttp://nuruwota.blog4.fc2.com/blog-entry-1461.html

閲覧日2015年12月2日

こちらのブログ記事を参照するかぎり、みおとお姉が登場する「日常のプロトタイプ」(『日常』2巻収録)と同じストーリーであることが推測されます。

 ・同人誌『日常』を執筆する少し前から、先生は『コミックフラッパー』誌上にて『カゼマチ』を連載しています。(2006年1月~3月)・2005年の初頭から、あらゐ先生は、「一年間持込みして駄目だったら諦める前提で、マンガ家を目指していた」そうです。初めは、桜玉吉先生に憧れて『コミックビーム』に原稿を持ち込んだが、採用されなかった、ともラジオで発言していました。

・結果的には、「一年という期限は少し越してしまったが、2006年初頭に『カゼマチ』でデビューできたため、プロの漫画家になる決意を固めた」、とも振り返っています。

・しかし、「4コマは儲からない」(※要出典)という理由から『カゼマチ』連載を中断し、月刊誌でのストーリー漫画の連載を志すようになります。そうして、「フラッパーでは採用されなかったが、たまたま会社が近かったために持ち込んだKADOKAWAに認められ」、『月刊少年エース』誌上にて第22回少年エース新人漫画賞を受賞(2006年3月)、そして読み切り漫画『日常』『ふつう』の掲載(2006年5月~10月)、さらには『日常』の連載(2006年11月~)に至ります。

・某ラジオにてあらゐ先生は、「初めはみおを主人公として想定しており、みおが転校してくるところから第一話を始めるつもりだった」と発言していました。これは『日常』ファンにとってはなかなか衝撃的な事実だと思うのですが、初めに同人版『日常』が作られた際の主人公がみおであったことを考えると、むしろ当然であったと言えるのかもしれません。

 

サークルカットの女の子が発している言葉は「翌檜(あすなろ)」です。

 あらゐ先生の好きな漫画から推測するに、この「翌檜」は、藤子不二雄A『まんが道』あすなろ編/青雲編のラストで引用されている、井上靖あすなろ物語』を基にしたセリフのオマージュではないかと考えられます。

 

「なろう!なろう!明日なろう!

明日は檜(ひのき)になろう!」

あすなろ物語

 

・話は逸れますが、『あすなろ物語』は名作なので、ぜひ読んでみてください。 「翌檜」とは実は、その字面に反して「成長したところで、永久に檜になることができない木」なのであり、転じて劇中における翌檜は「何者にもなれない存在」、すなわち人間のメタファーとして用いられています。 しかし、人は「檜」になれないことを理解していてもなお、「檜になろう」と懸命に生きることができるのであり、そのような登場人物の哀しくも美しい姿が、非常に胸を打つのです…

 

 

 

コミティア77(2006年8月)

「開けっ!」

サークルカット:大きめのコートを着たはかせ似の少女、コートには「赤福」と書かれたお札状のものが多く貼られている、少女は舗道を歩いており、向かって左側にいるさかさうさぎの姿を見つめている)

・元々は、少女漫画(風)を目指して即興で作り上げられた作品、『マッチ』を発表する予定だったようです。(左下の画像)

「昔描いた、マッチをこするというだけの漫画。」(twitter@himaraya:2012/11/29)

参照URL: https://web.archive.org/web/20060720033919/http://kumomadori.jugem.jp/

閲覧日12月10日

・『開けっ!』は、2014年に刊行された、『コミティア30thクロニクル』第一集に再掲載されました。今のところ、確実に入手することのできる唯一の「ヒマラヤイルカ」作品です。

・『はね』において語られた〈感情〉という語が、本作では改めて、重要なキーワードとして用いられています。『幸せの角度』から本作に至るまで、登場人物の〈剥き出しの感情〉がどのように描かれているか、読み比べてみると新たな発見があるかもしれません。

・「kumomadoriブログ」のアーカイブスを参照すると、「さかさうさぎ」が誕生したのが丁度この時期であったらしく、その姿が早速サークルカット上で披露されています。

 

 

 

コミティア80(2007年5月)

「ほまれ」

サークルカット:はかせに似た女の子のイラスト、その左側には「翌檜」と書かれた人魂のようなものが宙に浮かんでいる)

 

・『日常』連載開始に伴って、この辺りからあらゐ先生の知名度が上がっているようです。

・〈「幸せの角度」ってマンガの世界感(原文ママ)で書きました。〉というブログ記事の文章通り、設定は『幸せの角度』と共通しています。

・『ほまれ』に登場するのは、「三級天使ほまれ」です。『幸せの角度』から続く、この天使の位の呼称の元ネタは、石ノ森章太郎『二級天使』だと思われます。

・またもやサークルカットに「翌檜」の文字が登場しています。

・『日常』の裏設定(時定市は常春の町、だから時定高校の夏服をあまり書いていない等)について言及したペーパーが付いていた、という情報があります(未確認)

 

「kumomadoriブログ」ウェブアーカイブスより引用URL:ttp://web.archive.org/web/20090326081925/http://kumomadori.jugem.jp/?month=200705閲覧日12月1日

タイトル「ほまれ」
総16頁のコピー本です。
300円です。
前に描いた「誉」とは別のマンガです。
天使と人間の話です。
前に描いた「幸せの角度」ってマンガの
世界感で書きました。
コピーなのであんま刷らないです。
あと「開けっ!」も少しあまってるので
持っていこう。

なんか今回は、
会場がデカイらしいじゃないですか!?

 

 

 

コミティア83(2008年2月)

「幸せの角度」(新)

サークルカット:さかさうさぎのぬいぐるみの上に腰掛けるはかせのイラスト、はかせの頭上にはもぐらが羽を休めている)

 

コミティア63にてあらゐ先生が発表した『幸せの角度』とは、まったく異なる物語です。前述した「天国送り」の設定も、こちらの話には存在しません。ですが、同じタイトルを付けられただけあって、両作品の主題は似通っているように思われます。 

・あらゐ先生の同人作品における「学園漫画」は、実は本作が初めてだったりします。

(一応、同人版『Helevetica standard』では、学校を舞台にしたエピソードが何本か描かれてはいますが)

・先生の代表作である『日常』が、学園漫画としての側面を持つため、このことに対して意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしこれは、『日常』以前の同人作品が、どこか具体性に欠けた、寓話的な表現に満ちていたことを思い起こしてみると、理解やすいかと思われます。先生の漫画は元来、トポス(物語の展開する空間)を重視しない構造を取っていました。

・その意味で、学校での生活や失恋など、具体的な描写に重きを置いた本作は、あらゐ先生にとっての「新境地」である、と考えられるのではないでしょうか。

・電撃ジェネシス第3号(2010年7月発刊)に、本作のリメイク版が掲載されています。

・この『幸せの角度』(新)には、「1°」と副題が表記されています。このことから、「2°」以降の続編が今後期待される作品でもあります。

 

 

 

コミティア84(2008年5月)

サークルカット:「もぐら」だけが描かれた簡素なイラスト)

・参加予定だったのが、諸般の事業で欠席したことがブログ上で書かれていました。

 

 

コミティア87(2009年2月)

「ヒマラヤイルカ瓦版」

・ペーパーを配布していたようです。サークル参加したのか、知り合いの方に委託していたのかは未確認です。

・先生のサイン会では、過去3回(『日常』5巻、7巻、9巻発売直後)にわたって「ヒマラヤイルカ瓦版号外」が配布されています

・『日常』2巻発売時にもペーパーが配布されていますが、こちらが「ヒマラヤイルカ瓦版」というタイトルであったかは未確認です。(日常×巻に掲載されている「あとがき」の文面は、この時に配られたペーパーが初出です。)

  

 

コミティア89(2009年8月)

Helvetica standard』(同人版)

サークルカット:人の手に握られて潰されているkamakuraのイラスト、商業版『Helvetica standard』カバー裏に再掲)

・あらゐ先生は「kumomadoriブログ」にて、本作を「2005年ごろに描いていたweb漫画」と紹介していたのですが、ヒマラヤイルカの過去ログを参考にするかぎり、2004年に一貫して描かれた作品です。(本作が描かれた時期は、時折挟まれる「コミティアに参加した」話や、時事ネタから推定することができます)

ティアズマガジン89に掲載されている、「ヒマラヤイルカ」を特集したあらゐ先生へのインタビュー記事においても、「Helvetica standard」は2005年に発表された、と誤記されています。おそらくは、あらゐ先生が先に発表年度を勘違いしていて、それをインタビュアーが採用してしまったがために起こった間違いである、と考えられます。

 

 

 

コミティア92(2010年5月)

・過去に「kumomadoriブログ」に執筆し、商業版『Helvetica Standard』 に再録した「コマと絵」のエッセイを、「ドイスボランチ」にて頒布したという情報があります。

 

 

 

 

コミティア100(2012年5月)

46 spring①」

サークルカット:シンプルなkamakura

・『日常』アニメ化後の「ヒマラヤイルカ」初参加ということもあって、あらゐ先生のネームバリューが格段に跳ね上がっており、用意されていた500部が瞬時に売り切れていました。

・内容は、「ボブディラン」のイラスト(『Helvetica standard』No.45の流用)や「開明墨汁のニオイを嗅ぐ」(NO.1のネタ)など、過去のエピソードを想起させつつも、二人の女の子の交流という、今までにありそうで無かったプロットになっています。

岩井俊二監督の中編映画『四月物語』と、中心となるストーリーが似ているという意見を某掲示板で見かけ、その通りだと思いました。先生が意識していたかは不明ですが、観比べてみると、また新しい発見があるかもしれません。

・この作品には続編「46spring②」があるのですが、あらゐ先生はこのとき覆面作家ならぬ覆面サークル「センセイの鞄」として参加していたため(コミティア107)、多くの人がその存在自体を知ることがないまま、今に至っています。

  

 

 

  1. 「カゼマチ」作品リスト、各エピソード解説

「カゼマチ」は「コミックフラッパー」誌上にて2006年2月号より3カ月に渡って掲載された、あらゐ先生にとっては商業誌デビューを飾ることになった漫画作品です。本作には決まった登場人物や一定の舞台が設定されていないのが特徴であり、小気味よく展開される不条理ギャグ4コマが複数本掲載されるという形式を取っていました。

「カゼマチ」で用いられたギャグの多くは、同人版『Helvetica Standard』のネタから持ちこまれたり、逆に商業版『Helvetica Standard』や『日常』でリメイクされたりといった流れを確認することができます。そこで本資料では、「カゼマチ」のギャグが他のあらゐ作品とどのような関係性を持っているか(どのように再利用されてきたか)を追っていきたいと思います。

 

 

20062月号、全4ページ

 

1ページ目:「めずらしい車」がアンパンマン

→同人版『Helvetica Standard』No.33からの流用

 

2ページ目②:パン耳のウサ耳

→同人版『Helvetica Standard』No.28からの流用

 

3ページ目①:将棋の駒を置く音に気持ち良くなる

→商業版『Helvetica Standard絵』「69 一人将棋」にリメイク

 

3ページ目②:サッカーボールが鳥に変化して試合が一時中断

→商業版『Helvetica Standard絵』「52 ファンタジスタに生まれて」にリメイク、コマの構図もほぼ同じ

 

(備考:あらゐ先生の作者名が「あらいけいいち」と誤記されている 

 

 

20063月号、全8ページ+4ページ(分割掲載)

 

1ページ目:インコに言葉を覚えさせようとするが、「ニド ソドムガ シンダ」とインコに返事されて驚愕する

→『日常』2巻「日常のショート」P151、インコが「コノカラダニモ ダイブ ナレテキタゾ」と喋って驚愕する4コマとしてリメイク

 

2ページ目①:指にとんがりコーンが入らない

→同人版『Helvetica Standard』No.65からの流用

→商業版『Helvetica Standard』「40そうしてまた朝日は昇る」にてリメイク、コマと構図も殆ど同じ

 

2ページ目②:チーズケーキよりも双羽黒が好き

→同人版『Helvetica Standard』No.32からの流用

 

4ページ目①:ゴスロリ風衣装(スターラ姫が着用しているドレス)でネズミ耳の少女が新聞勧誘に来る

→同人版『Helvetica Standard』No.44からの流用

 

4ページ目②:血のダイイングメッセージの内容がハドソンロゴの野球ユニフォームを着た選手の似顔絵

→同人版『Helvetica Standard』No.3からの流用

 

6ページ目①:教室のドアにバーガーを挟む

→商業版『Helvetica Standard』「39バーガートラップタイム」にてリメイク、登場するキャラと構図も殆ど同じ

 

9ページ目:コックリさんに質問すると「はい」と返事される

→商業版『Helvetica Standard絵』「64コックリ」にてリメイク

 

10ページ目②:だるまさんが転んだ、後ろを振り返ったはずの鬼がなぜか背後を取られる

→『日常』5巻「日常のショート7」P93にてリメイク

 

(備考:分割掲載の内、2つ目の作品群は巻末目次ページに記載されていない)

 

 

20064月号、全6ページ

 

2ページ目②:将棋を打つ手を物理的に食い止める

→商業版『Helvetica Standard』「33熟練の技」にてリメイク

 

3ページ目①:買ってきたお土産がたこわさびで微妙なリアクションを取る

→『日常』3巻「日常の35」P5にてリメイク、誕生日プレゼントがたこわさび

 

6ページ目①:暴走する車の上に貼り付く人、見守る観客

あずまんが大王トリビュート漫画「リムジン」に類似

 

(備考:コミックフラッパー誌の巻末目次に誤りがあり、本来の「カゼマチ」掲載ページと目次にズレがある)